経過報告

前回の記事から数えて、ふた月以上更新をお休みしてしまいました。

 

ふた月の間あった出来事をまとめて書く余裕がありませんので、経過報告として出来るだけ時系列で列挙していきたいと思います。

 

9月

8月末から父ショートステイ出たり入ったり。最初にショートステイしたところに父悪感情。退院後の母との同居先にとの目論見頓挫。

 

パーキンソン病の薬調整した母、明らかに適合していない。連日熱を出し呼吸苦しそう。点滴が取れない。タンが酷い。動けない。

 

ショートステイから一時帰宅時、また一人で徘徊。母の病院に歩いて行こうとする。止めようとして止められず力づくになる。地域包括支援センターの方が収めてくれて、父そのまま別の特養へショートステイ。以来ロングショート。父との関係悪化。

 

母の病院、手術後、廃用症候群の状態について明確に説明ないまま転院迫られる。こちら不信感。

 

父の認知症進行を鑑みて、要介護の区分見直すことに。認定調査。父が受診拒否で父不在のまま精神科診断書。

 

弟が僕を見かねて仕事を減らす。

 

病院ソーシャルワーカーと転院先の相談。

 

父が紛失したので止めていた複数の通帳とカード、再開試みる。メインバンク一行のみ、両親分再開成功。他銀行は本人が行くか委任状がいる。認知症と寝たきりで、どちらも手詰まり。

 

弟と二人で転院先病院の見学。遠い。

 

父のロングショート先正式契約。ただし緊急の特例措置なのでずっとはいられない。

 

10月

転院先のソーシャルワーカーさんと面談。

 

ケアマネさんに父の入所先、紹介される。

 

母、寝たきり続いて四肢の硬直が顕著。

 

父の入所先、見学。

 

母の転院先と契約。誠実な印象の先生。

 

連日の看病介護雑事で弟疲労

 

母の転院。明日にしてと言われて介護タクシーなど手続き。県境を跨いで転院。

 

母転院先で入院以来初めてのお風呂。機械浴。前の病院では清拭だけ。見違える。

 

父が不穏とのこと。母の転院先に連れて行く。久しぶりに一家四人揃う。

 

父の入所に向けて準備。ロングショート先に父を訪ねて入所の説明。

 

母のリハビリ本格的に。その割に四肢の硬直回復せず。

 

弟体力限界と仕事退職決める。責任を感じる。

 

父の入所先の支払いに関係して成年後見人の話が出る。気が重い。

 

住所実家に移す。

 

母両手の指、握った形で本格的に固まる。四肢の硬直以外逆に安定してくる。

 

11月

父入所日になってキャンセル。聞いていないという。日を改めることに。部屋は確保してしまっているので契約。支払い。

 

母四肢の硬直以外安定。

 

母入院中なので介護保険使えず、介護保険で借りていた介護ベッド返却。

 

以上まとまっていなくてすみませんが、列挙するとこのような経過です。

 

当初途方に暮れた状況からは、方向、展望が見えつつある部分も増えました。

 

今後もケアマネさん始め関係ご各位に助けをお願いしながら、兄弟で助けあっていきます。

 

更新がいつになるか、次回があるのかも判りませんが、頑張ります。

 

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

我が家の危機、自分の不甲斐なさ。

実家の方が大変な状況で、ひと月くらい更新をおやすみしていました。

 

先月から母のお腹の調子がよくなかったのですが、今月はじめ、あまりに痛みを訴えるため病院にいったところ、CT検査となり、腹部に空気の泡があることがわかりました。

 

今度は救急車で大学病院に行き、より精密な検査でも、胃か腸に穴があって空気が体内に漏れていることまでしか判らず、開腹手術が必要と言われました。

 

父と自分と弟の三人が説明を受けたのですが、父は認知症もあって主体的な判断ができず、自分と弟の判断で同意書にサインしました。

 

直後に手術が始まったのが、午後1~2時ごろだと思うのですが、待って待って、手術が終わったのは午後8時過ぎになってからでした。

 

手術しなければ60%の確立で助からない、手術すれば90%の確率で命は保証する、そう言われてサインした母の手術でしたが、その時点ではうまくいき、待合室でじりじりしていた僕らに、執刀してくださった主治医の先生が、成功しました、とおっしゃってくださいました。

 

別の部屋に通され、詳細を伺うと、母は穿孔性の腹膜炎ということで、胃に大きな穴が開いており、塞ぐことはできなかった為、胃全体を摘出して、食道と腸をつなげたのだそうです。

 

先生は説明の最中、トレーに入った母の胃を示され、ここに穴が開いていて、と指で示しておられたのですが、最早切除されてしまった部位とはいえ、何とはなしに母が侮辱されているような印象を受けました。

 

とりあえず成功、ということでホッとして、緊急入院した母を病院に残して、自分たち3人は帰ったのですが、これから大変になるということで、自分も実家に寝泊まりすることにしたその晩、父親の認知症が出ました。

 

母の手術自体は覚えているのですが、その決定に自分が立ち会えなかった、説明を聞かないまま母の手術が決まった、といった認識になってしまい、錯乱に近い状態になってしまいました。

 

その晩は自分と弟でなだめたのですが、その錯乱をきっかけに、どんどん現実と父の認識がずれていって、さっき話していたことも覚えていられない状態にまで悪化してしまいました。

 

また母の入院、父の認知症の悪化と同時に、もとから悪かった父の右足の痛みも悪化し、一時自力での歩行が困難となって、家の中でも車椅子を使うほどにまでなってしまいました。

 

その状態でも、父は母に対する想い、愛情とも依存ともとれるものですが、それは凄まじく、入院からほぼ毎日、見舞い面会をかかしていません。

 

翌日の面会では母は手術と入院のショックでせん妄状態になり、被害妄想が起きたり見当識を失うなどがあったのですが、数日でそれらはかなり収まり、もともとの冷静さがもどってきました。

 

集中治療室にいた最初、口からは固形物も水分も駄目だったのですが、湿らせたスポンジを口に含ませるところから始まって、一般病棟に移った今は1日2~3口、医療用ゼリーを食べられる日もあります。

 

食事の大部分は「腸ろう」から採っていますが、短くなった腸が消化不全を起こすのかお腹がはってしまい、腸ろうから点滴にもどったりと、お腹と栄養状態の方は一進一退です。

 

それ以外に寝たきりが続いているため、体の四肢の関節が固まってしまい、自力では起きたり動いたりできなくなっています。

 

パーキンソンの持病もあるので、お薬を調整してもらいながら、動きのいい日にリハビリをしてもらっていますが、芳しくありません。

 

母の治療は自分たち素人が関与できることはほとんどないので、できるだけお見舞いに行って元気づけることで精一杯ですが、そのお見舞い面会に行く父、父を当たり前のように連れていくことが、とてつもなく困難になってきています。

 

父はもともとおっとりした、長閑な性格の人でしたが、認知症がすすんだここ数年、非常に偏屈で、頑固で、怒りっぽい老人に変わってしまっています。

 

また右足の慢性的な痛みが、父の感情面に、常に悪い影響を与えているようです。

 

自分たちの言葉、説得で、接骨院なり整形外科なり行けばいいのですが、もともと医者嫌いなうえ、ここまで悪化してしまった足は父なりに大変な状態だと判っているようで、母のことで大変なときに自分が長期通院なり入院なりになったら、ますます事態が悪化すると思い込んでいるようです。

 

それは半分あたりなのですが、父が整形外科にかかって先生に診断書を書いていただかないと、父の足は悪化するばかりで、治療もリハビリも出来ず、さらに父の介護面倒を担当する自分と弟の負担が大きくなる、とは考えてくれません。

 

認知症の治療も自己判断でやめていて、緊急性の高いお薬ではないのですが処方薬も飲んでいない、飲んでくれない状態です。

 

父に、お父さんは物忘れをしてしまうから、というと非常に感情的になってしまいますが、実際、物忘れで通帳やカードをいくつもなくす、というほかにまた困ったことが出てきてしまいました。

 

介護の仕事の弟と、PCにむかって相場をしている自分の目の届かない間、徘徊がひどくなり、ここ2週間の間でも3~4回、所在がわからなくなって警察署に捜索願を出さざるを得なかったのです。

 

幸いにも全てのケースで最終的には父は見つかり、その都度、関係してくださった各位の皆さまに頭を下げているのですが、弟の仕事は今のところ減らしてはいないものの、勤めてはいない、ということで相場が仕事の自分が父の存在に目を光らせていなければならず、弟が休みの日でも、二人がかりで父に当たらなければならないため、まず自分の方の相場、株式投資がここのところほとんど出来ていない状況です。

 

弟は勤めという体面と義務があるため、出勤したその日は仕事に打ち込めてお給料分を稼いできますが、彼は家に生活費を入れているのであって、僕に入れているのではありません。

 

僕は実家の近くにもともと部屋を借りていて、実家とは生計が別でしたが、今回のことで実家で寝泊まりしています。一番手持ちがある、ということで母が入院しているあいだ必要となる、日用品、毎日の食費、見舞い通院のタクシー代、ほぼ全てを自分が負担しています。

 

母が入院となった早い時点で、父の頭がしっかりしていたなら決めておかなければならなかったことですが、実家での家庭生活も共同生活ですから、食費、生活費のそれぞれの応分の負担をこれから共同のかたちでどうにかしていかなければなりません。

 

自分が普段通り相場ができれば、捻出できない金額ではないのですが、今父を見守りながら母の見舞い面会に連れていき、家事雑事、家の外の折衝をこなすとなると、相場どころではないのです。

 

お金のことを預かっていた母が入院状態で、生活費を出していた父が錯乱しており、弟は自分ではなく父か母に生活費を入れたいらしいため、自分の今月収支はほとんどプラスがなく頭をかかえてしまう額の赤字になっています。

 

ときおり父や弟が冷静なときに、自分の状態を訴えるのですが、父自身、弟自身の問題としては捉えてくれません。

 

こんな状態のなかでプラスのことといえば、もともとお世話になっていたケアマネさんが非常に親身になって動いてくれていること、新しくアクセスした地域包括支援センターの方も親身になってくださり、そこに紹介された近所の特別養護老人ホームへ、父がさほど嫌がらずショートステイ一回目が終えられたことです。

 

最初、地域包括支援センターの担当の方が、初対面の父にショートステイを提案した時には、絶対うまくいかないと思っていたのですが、30分ほどの間に、あれほど頑固で固陋だった父に、翌日のショートステイを納得させてしまいました。

 

さすがプロだと感謝することしきりだったのですが、一回目のショートステイでも父は随分物分かりがよく振る舞ってくれて、自分たちとわかれたあとも、とても落ち着いた態度で過ごしていたそうです。

 

はじめということで、2泊のショートステイにとどめたのですが、明日(といいますか今日)、2回目のショートステイを試す予定です。これでうまくいけば、どんどん一回の日数と頻度を増やしていくつもりです。

 

ここまで書いてきて気づいたのですが、この文章でほとんど父と母の為人、どんな母でどんな父で、どれだけ世話になって感謝していて、ということに触れられていません。

 

このひと月、ひたすら入院中の母に情を見せてコミュニケーションするでもなく、わずかな時間に甘えるでもなく、自分が先頭になって目の前の課題を処理していかないと我が家は大変なことになってしまうと、事務的機械的に山積みの問題を処理してきました。

 

残った家族に対しても非常にきつい、いやな態度で接していたと思います。

ショートステイがうまくいくようになって、自分にわずかなりとも余裕ができたら、そういった面も改めていきたいと思います。

 

自分にとって世界で一番大切な人間は母で、そして父のことも弟のこともとても大事なので、みんなの家庭をかたちは変わってしまっても守りたい。明日も頑張ろう。

 

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ケサランパサラン?

自分には弟がひとりいます。

 

介護の仕事をしていて勤めが不定期なので、休みの日は自分の部屋にきて過ごすことも多いです。

 

今日もたまたま仕事が休みでうちにきていたのですが、、、

部屋にあった洗濯物を指さして尋ねてきました。

 

「これなんだろ」

 

見ると洗濯物にたんぽぽの綿毛のような、動物の羽毛のような白い繊維のかたまりがひとつ。

自分はピンときて一声。

 

「これケサランパサランじゃないの!?」

 

弟は知りませんでしたが、日本では昔から、ケサランパサランという幸運の存在の伝承があります。

 

上記のような毛玉状の小さなもので、外国で言うエンゼルヘアーなどと同一視されることもあるようです。

びわの木の近くで見つかる事例が多く、持っていると願いをかなえてくれるとか。

正体は植物の繊維、動物の羽毛、鉱物由来などいろいろ言われているようですが、実際のところは諸説ありすぎてわかりません。

見つけたら白粉と一緒に桐の箱に入れておくといいそうです。

 

うちには桐の箱がなかったので、薬の瓶に入れてあります。

持っていても人目に触れさせてはいけないそうなので、画像はすみません、UPできません。

 

弟が見つけてくれたケサランパサランらしきものを僕は自分のものにしてしまったのですが、さっき弟からメールが。

 

実家に帰った弟はその日のうちにもうひとつケサランパサランを見つけたとのこと。

 

弟の運が強いのでしょうか。ケサランパサランがありふれたものなのでしょうか。

 

 

 

 

自分にできること。

西日本での豪雨から一週間ほど経ちました。

 

この度の災害に被災された皆さん、酷暑のなかの被災、避難生活、大変なご苦労だと思います。

どうか平穏な日常が一日も早く戻られますことを、お祈り申し上げます。

 

自分が今住んでいるのは関東ですが、豪雨のニュースが5日あたりからぼちぼち入ってきて、6日の時点ではもう、西日本の状況は危機的らしいと大抵の人はわかっていたと思います。

 

この文章はブログの体裁ですが、別名義でしているツイッターで、災害の様子を逐一チェックしていました。

 

政府の対応は論外ですが、現場の方々、各自治体の方々は大変なご苦労の中、非常な努力で対処対応されていると思います。

 

具体的にできることはないか考えたのですが、部外者が外からいろいろ言っても意味がないだろうと思い、少額ですが募金という形で支援させていただきました。

 

ネット上からの転載ですが、募金先のリンクを貼っておきます(これらの寄付、募金で自分が利益を得ることはありません)。

 

日本赤十字社(銀行振込のみ)

 http://www.jrc.or.jp/contribute/help/307/index.html

 

Yahoo! ネット募金(クレジットカード、Tポイント、ソフトバンク携帯電話)

 https://donation.yahoo.co.jp/detail/1630036/

 

・ジャパン・プラットフォーム(クレジットカード、Paypal、銀行振込、郵便為替)

 http://www.japanplatform.org/programs/westernjapan-disaster2018/

 

・Makuake(クレジットカード、コンビニ、銀行振込、ネットバンク振込)

 https://www.makuake.com/project/donation-west-flood/

 

・Campfire(クレジットカード、Paypal、銀行振込、郵便為替)

 https://camp-fire.jp/projects/view/86991

 

楽天クラッチクレジットカード、楽天ポイント楽天銀行からの振込)

 https://corp.rakuten.co.jp/donation/nishinihon201807_ja/nishinihon201807_ja.html

 

・LINE(Lineポイント、LinePay)

 http://official-blog.line.me/ja/archives/76266400.html

 

 

 

 

 

マネーフォワード

今回は自分が使っている家計簿ソフトのご紹介です。

 

自分はそれなりの年齢なので、多少の資産があります。

 

証券会社や銀行、カードや手持ちのお財布など管理が複数にわかれているので、これらを一元化するのに自分はマネーフォワードという家計簿ソフトを使っています。

 

銀行口座の電子化(ゆうちょ銀行の場合ゆうちょダイレクトの登録)、カード情報の電子化(セゾンカードならNetアンサーの登録)などを済ませたうえで、それらの口座をひとつのアプリケーション上で連携させ一元的に把握できるサービスです。

 

手持ちのお財布の中身の金額ももちろんですが、Web上で管理されるほぼすべての口座情報を同期させて管理できる点が、マネーフォワードの長所だと思います。

 

口座情報はみなさん多岐にわたると思うので、ひとつひとつ登録して同期させるまで手間だと思いますが、一度家計簿ソフト上で全ての口座を登録してしまうと、リアルタイムで自分の持っている資産の総額が把握できるようになります。

 

有料のプレミアムサービスを契約した場合(一ヶ月あたり500円)、連携させる口座数に上限はありません(無料の通常版の場合10口座まで)。

 

洋服などを多く買い過ぎた月は、衣服・美容の家計カテゴリーが高額になったりと、自分の無駄遣いを客観視させてくれます。

 

このサービスを使うようになって、家計簿をつけるのが劇的に楽になっただけでなく、普段からのお金の使用状況が多少変わったように思います。

 

おすすめです。

 

 

 

 

 

 

 

震災に備えて。

このところ関東で地震が相次いでいます。

大阪でも大きな地震がありました。

 

自分は東日本の震災で被災しているので、小規模でも揺れが続くと、大きな震災の前触れではないかと身構えてしまいます。

 

震災ではそれなりの苦労をしてきたので、もう当時の二の舞は嫌だという思いがあります。

地震は精確な予測もコントロールもできませんが、いつかは起こるものと思って備えることにしています。

 

ご参考になるなら幸いです。

 

・家族ひとりあたり2Lペットボトル3本分くらいの飲料水、非常食3日分、簡易トイレや衛生消耗品を備蓄しています。

・また手回し式の簡易ラジオ、当座必要になる現金も。

・もし揺れが頻発してきたら、お風呂に水をためて、携帯、PC、タブレットなどに充電しておくつもりです。

・前の震災のときはガソリン不足で避難が遅れたので、自動車をお持ちの方はガソリンを満タンにしておくのもいいかもしれません。

・いざ震災がきて避難するとき、ペットは絶対連れていくべきです。一生後悔します。

・大きな揺れのあと、数時間、または数日経ってから本震がくることもあります。

・震災で一番困ったのは薬です。持病があるので普段から大目に処方してもらって、お薬手帳を常備しています。

 

備えていればいざというとき助けになります。何事もなければそれにこしたことはありません。

 

母の日、父の日。

もう過ぎてしまいましたが、母の日にカーネーション佐藤錦の詰め合わせをプレゼントしました。

 

父の日に贈るブランド物の梅酒も、もう買ってあります。

 

パーキンソンの母と認知症の父、二人とも高齢ですが、できるだけ長生きしてほしい。

 

自分と弟、出来の悪い息子二人の願いです。